「ウォーターゲート事件は陰謀」 米副大統領、持論を展開

 【ワシントン共同】バンス米副大統領は25日、ニクソン大統領を辞任に追い込んだ1972年のウォーターゲート事件について、現在起きればほぼ注目されないと述べた。「ディープステート(闇の政府)がニクソンを失脚させた」と陰謀論めいた持論を展開した。米メディアが26日伝えた。

 ウォーターゲート事件では、ニクソン氏の再選委員会メンバーらが野党民主党全国委員会本部に侵入し、現行犯逮捕された。ニクソン氏がもみ消しに関与した疑惑が浮上。世論の反発が高まり、ニクソン氏は74年、米史上初の大統領辞任に追い込まれた。

 バンス氏は西部カリフォルニア州のニクソン大統領図書館で自著の宣伝イベントに参加。「ウォーターゲート事件が明日起きたとしても、12時間程度のニュースにしかならない」と指摘し、大統領を失脚させたのは「狂っている」と主張した。

 野党民主党のレビン下院議員は「バンス氏は米国史上最も腐敗した大統領に仕えているため、ウォーターゲート事件が大したことではないと信じ込ませたいのだろう」と非難した。

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