虐殺から4年、遺族ら祈り 市民5百人超死亡のブチャ
【ブチャ共同】ウクライナ首都キーウ近郊ブチャ市で30日、ロシアの占領から解放されて4年を迎えるのに合わせ、犠牲者追悼式典が開かれた。市とその周辺ではロシア軍による虐殺などで500人以上が亡くなったとされる。遺族は「時間は4年前から止まったままだ」と悲しみを新たにし静かに祈りをささげた。
市民らは市内の墓地に隣接する広場に集まり、輪になって黙とう。亡くなった人の墓にウクライナ国旗の色と同じ青や黄色の花束を手向けた。
式典に訪れたジナイダ・ネドレンコさん(65)は、ロシア軍の占領下でおいのロマンさん=当時(27)=を殺害された。市の外れで見つかった遺体の頭は撃ち抜かれ、全身の骨が折れた状態だった。「優しい子でいつも笑っていた。言葉で言い表せないほどのつらさだ」と涙をぬぐった。
ロシアは和平条件として領土の割譲を要求している。ネドレンコさんは「譲歩しても彼らが止まることはない。ブチャと同じことが新たな占領地で繰り返されるだけだ」とロシアへの怒りをあらわにした。
