米、ロシアと原発の共同利用提案 3国で、ウクライナは否定的

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は18日、米国が和平案の修正協議で、ロシアが占拠する南部ザポリージャ原発を米国とロシア、ウクライナの3カ国共同で利用することを提案したと述べた。ウクライナは同原発の管理権を主張しており、ゼレンスキー氏は「不公平だ」として提案に否定的な考えを示した。

 ゼレンスキー氏は記者団に、米国が14、15両日の協議で「妥協案として原発を再稼働させ、一定の割合で3カ国が(電力を)分け合うという考えを示した」と説明。ウクライナの立場を伝えて長時間協議したものの結論は出なかったとした。

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