【カイロ共同】アフリカ・スーダンで国軍と内戦を続ける準軍事組織、即応支援部隊(RSF)のダガロ司令官は15日の声明で、RSFが主導する独自政府の樹立を宣言した。詳細は不明だが、国軍主導の政府に対抗し、RSFの支配地域内で統治を敷く構えとみられる。内戦は15日で開始から2年を迎えたが、国内が分断される恐れが強まっている。
ダガロ氏は住民に教育などの基本サービスを提供するとし、新たな通貨をつくる考えを示した。15人のメンバーから成る「大統領評議会」を創設するとも表明した。
RSFは今年に入り、他の武装勢力と共に独自政府樹立に向けた憲章を作成し、署名していた。