ウクライナ停戦案に否定的 ロシア「誰も必要とせず」

 【ワシントン、モスクワ共同】トランプ米大統領は12日、ロシアとウクライナの一時停戦は「ロシア次第だ」と述べ、米国が提示した30日間の一時停戦案の受け入れをロシアに求めた。ロシアのウシャコフ大統領補佐官は13日「ロシアの目標は長期的な和平であり、平和的行動を模造した措置は現状で誰も必要としていない」と述べ、一時停戦案に否定的な考えを示した。

 ウシャコフ氏は12日のウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)との電話会談でロシアの基本的な立場を伝えた。プーチン大統領が今後、ロシアの立場を具体的に説明すると述べた。

 ウシャコフ氏は一時停戦は「ウクライナ軍にとっての一時的休息に過ぎない」と表明。米国がウクライナ和平に向けたロシアの要求を考慮することを望んでいるとした。

 ウクライナは11日、サウジアラビアでの米国との高官協議で、ロシアも応じることを条件に停戦案を受け入れた。侵攻を続けるロシアの対応が焦点になっている。トランプ氏が派遣したウィットコフ中東担当特使は13日、モスクワ入りした。

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