ロシア軍ハリコフ攻撃16人死亡 ウクライナ東部、60人超負傷

 【キーウ共同】ウクライナ東部ハリコフ市で25日、大型商業施設がロシア軍の攻撃を受け、ハリコフ州知事などによると、26日までに16人の死亡が確認された。40人以上が負傷し、10人以上が行方不明になっている。数時間後に同市中心部の住宅などにも攻撃があり、25人が負傷した。クリメンコ内相は「ロシアは、週末のただ中に民間施設を意図的に攻撃した」と非難した。

 ロシア軍は今月、国境を越えてハリコフ州北部に部隊を投入し、ウクライナ側との戦闘が続いている。国境から約30キロ離れたウクライナ第2の都市、ハリコフ市に対する攻撃も拡大し、民間人の被害が相次いでいる。

 国連でウクライナを担当するブラウン人道調整官は声明で「普通の暮らしを送ろうとしている人々の命が奪われた。断じて許されない。ロシア軍は民間人攻撃を停止しなければならない」と強調した。

 ゼレンスキー大統領によると、大型商業施設には攻撃時、200人以上がいたとみられる。滑空爆弾2発が使われ、大規模な火災が発生して黒煙が上がった。

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