イスラエルへ爆弾輸送停止を非難 米下院が法案可決、廃案の見通し

 【ワシントン共同】米下院は16日、バイデン民主党政権がイスラエルに対して爆弾の一部の輸送を停止したことを非難し、輸送再開を求める法案を賛成多数で可決した。下院は共和党が多数派。民主党が多数を占める上院で法案通過のめどは立たず、廃案となる見通し。

 バイデン政権はパレスチナ自治区ガザでイスラエル軍の攻撃による民間人の犠牲拡大を懸念し、2種類の爆弾計約3500発の輸送を一時停止した。

 下院の採決結果は賛成224、反対187。共和党議員の大半と民主党議員の一部が賛成した。

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