長期拘束の元AP記者死去 テリー・アンダーソン氏

 【ワシントン共同】1985年にレバノンでイスラム教シーア派組織に誘拐され、7年近く拘束されたAP通信の元記者、テリー・アンダーソン氏が米ニューヨーク州の自宅で21日、死去した。76歳。米メディアが報じた。AP通信によると、心臓手術後に合併症を発症した。

 47年生まれ。APの記者として日本や南アフリカで勤務した後、82年にレバノンに赴任。85年3月、休日に銃を持った誘拐犯に路上で拉致された。拘束中、殴られたり鎖で壁につながれたりする拷問を受けた。

 91年12月の解放後は複数の大学でジャーナリズム論を教えるなどした。拘束による心的外傷後ストレス障害(PTSD)に長年苦しんだ。

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