ガザ最南部ラファへの侵攻延期か イスラエル、イラン対応で

 【エルサレム共同】米CNNテレビは15日、イスラエル軍が準備を進めているパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの地上侵攻を延期したと、イスラエル当局者の話として報じた。イランによる直接攻撃への対応を優先したとみられる。

 地上侵攻の準備としてラファ住民や避難民に向けたチラシの投下を15日に開始する予定だったが中止したという。当局者の一人はCNNに「地上侵攻を実行する決意は変わらない」と強調した。多数の避難民らが密集するラファへの地上侵攻には国際社会から強い懸念の声が上がっている。

 ガザ保健当局は16日、戦闘開始後のガザ側の死者が3万3843人となったと発表した。

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