核ごみ調査認めた現職敗北 玄海町長選、当選の新人「困難」
原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、第1段階の文献調査を実施中の佐賀県玄海町で行われた町長選は26日、元町課長の新人日高大助氏(55)が、調査を受け入れた現職脇山伸太郎氏(69)を破り初当選した。日高氏は最終処分場に関し「玄海町の面積を考えると最終的な立地は難しいと感じている」と記者団に表明。ただ第2段階の概要調査を認めるかどうかについては、文献調査の報告書が出た後、町民の反応や議会と相談しながら判断するとした。
選挙期間中は両氏とも概要調査を進めるかについて明言せず、町政継続の是非を主な争点に論戦を交わした。概要調査は地元自治体の首長と知事の同意が必要だが、山口祥義佐賀県知事は反対の意向を示している。
2024年5月に文献調査受け入れを決めた脇山氏は「きちんと説明する責任がある」と述べ、8月8日の任期満了までに概要調査に関する自身の見解を明らかにするとした。
得票数は日高氏が1800票、脇山氏が1281票。投票率は78・00%だった。
