伊方原発、定期検査終了に遅れ 機器不具合、外部影響なし
四国電力は19日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)で、空調用の冷凍機が正常に作動しない不具合があったと発表した。不具合は解消済みで、周囲への放射性物質による影響はないという。対応に伴い、送電再開の予定日を1日遅れの26日に変更した。定検終了日もずれ込む見込み。
四国電によると、中央制御室などの空調機能を維持するために使う水を冷やす冷凍機が正常に作動しなかった。冷凍機自体に異常はなかったが、冷水系統に流れる水の量が所定よりも少なくなり不具合が起きていたことが判明。流水量を調整し、17日午後3時50分ごろに復旧した。
