イグアノドン類の化石発見、徳島 国内最古級、歯の摩耗痕跡も

 徳島県勝浦町で歯の化石が見つかった獣脚類の生体復元画(画・山本匠さん、徳島県立博物館提供)
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 徳島県立博物館や福井県立恐竜博物館などのチームは12日、徳島県勝浦町の1億3千万年前の地層から草食恐竜イグアノドン類の歯など国内最古級の恐竜化石4点を見つけたと発表した。イグアノドン類の歯は保存状態が良好という。

 昨年の調査では竜脚類ティタノサウルス形類の歯が2点、鳥脚類イグアノドン類と獣脚類の歯が1点ずつ発見された。

 イグアノドン類の歯は長さ2・3センチ、幅1・3センチ。植物をすりつぶして食事する際に歯が摩耗した特徴が見られる。県内でこの特徴が残るイグアノドン類の歯が出土したのは初めて。徳島県立博物館の小布施彰太学芸員は「顎の動かし方や当時の食性を知ることができる」と話した。

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