「独立の立場で地震評価」 原子力規制委の山岡新委員が抱負

 9月に原子力規制委員会の委員に就任する山岡耕春・名古屋大名誉教授(地震学)が18日に取材に応じ、「独立した立場で、原発ごとの地震や災害のリスクをきちんと評価していきたい」と抱負を語った。石渡明委員の後任で、引き継ぎなどのために同日付で規制委参事に就いた。

 山岡氏は名古屋大地震火山研究センター長や日本地震学会長などを歴任。地震予知連絡会長を務めている。

 1月の能登半島地震の震源に近い北陸電力志賀原発(石川県)の審査は「国が進めてきた日本海側の断層調査の結果を、きちんと取り込んで進めるのが大事だ」と述べた。

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