工事影響対策の事前準備を 静岡リニア部会、JRに求める

 静岡県は12日、リニア中央新幹線静岡工区のトンネル掘削工事が生態系に与える影響を議論する専門部会を開いた。工事を進めながら、水生生物の保全策などの改善を図る手法について検討し、部会の委員からは、工事を担うJR東海に対し「影響が出た時の対応策を事前に準備すべきだ」との意見が出た。

 専門部会は、国の有識者会議が昨年12月、工事の環境対策に関する報告書を取りまとめたことを受けて開催。JR東海の担当者は「専門家や地域と議論し進めていく」と応じた。

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