緊急通報装置動かず列車を運行 JR北海道、無線機の誤接続
JR北海道は23日、緊急時に指令所に自動通報する装置が作動しないまま、2両編成のワンマン列車を4日間運行していたと発表した。無線機の配線を作業員が誤接続したのが原因といい、この間に緊急事案がなく、JR北海道は「安全上の問題はなかった」としている。
同社によると、装置はワンマン列車の運転室にある無線機に内蔵されているが、作業員が設置時に配線を誤った。2両は装置が作動しない状態で18~21日まで計841・9キロを走行した。
国土交通省令では、ワンマン列車で2キロを超えるトンネルを通過する際に必要な装置と定めているが、列車4本が約4・5キロの神居トンネルを通過しており、省令に違反していた。




