斎藤知事の減給、3度継続審議へ 修正案に最大会派の自民反発

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発者情報漏えい問題を巡る知事給与減額条例改正案に関し、県議会総務常任委員会は10日、6月と9月に続き12月定例会でも継続審議とすることを決めた。斎藤氏は減給理由を明記した修正案を示し理解を求めたが、「内容は変わっていない」との記者団への説明に最大会派自民党が反発。賛成方針を転換した。

 第三者委員会が5月公表の報告書で、元総務部長が県議3人に情報漏えいしたと認定し、斎藤氏らが指示した可能性を指摘した。斎藤氏は関与を否定した上で、管理責任を理由に給与を50%、3カ月減額する条例改正案を6月議会に提出。主要会派から「問題の幕引きになりかねない」との声が上がった。

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