架空外注費9800万円脱税疑い 千葉の防水工事業者を告発

 架空の外注費を計上して計約9800万円を脱税したとして、東京国税局査察部が法人税法と消費税法違反の疑いで防水工事業「KBホールディングス」(千葉市稲毛区)と、同社の黒田希一社長(49)を千葉地検に告発したことが9日、関係者への取材で分かった。

 関係者によると、告発容疑は2024年5月期までの3年間で、架空の外注費を計上して約2億8千万円の所得を隠し、法人税約7100万円と消費税約2700万円を脱税した疑い。貯蓄やブランド品の購入に充てていたとみられる。黒田社長は取材に「見解の相違はあったが、既に修正申告と納税は済ませた。反省し、事業を続けていきたい」と話した。

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