リニア、車両出火はケーブル原因 山梨実験線、異常電流が発生
JR東海は10日、リニア中央新幹線の山梨リニア実験線の車両基地(山梨県都留市)で5月21日に起きた車両の出火は、走行中のデータを計測する機器につながるケーブルが損傷し、異常電流が発生したことが原因だったと発表した。
JR東海によると、ケーブルの被覆は走行中の振動によって損傷したとしており、対策のためケーブルを完全に固定した。中止していた走行試験は6月17日から再開するとしている。
出火は走行試験後の点検中に発生。電源をオフにした際、ケーブルの被覆が損傷していた影響で異常電流が発生したという。火はすぐに消え、けが人はいなかった。