東海牛乳回収450万本に 岐阜、工場を一時休止

 岐阜県神戸町の東海牛乳は10日、本社工場で製造した「味わいらくのう牛乳」「酪農牛乳」などを追加で約220万本自主回収し、工場を自主的に一時休止すると発表した。複数の消費者が味や香りの異変を訴えたため、先月30日にも約230万本を自主回収すると発表。その後、品質改善が認められたため販売を再開していた。

 同社によると、これまで健康被害は確認されておらず、異変の原因は空気中や牛乳内に存在する「低温菌」の影響としている。重大な健康被害を引き起こす恐れはないという。

 追加の回収対象は、今月11~25日に賞味期限を迎える牛乳で、商品の側面には「製造者 東海牛乳株式会社」と記載されている。先月同様、給食用や本巣工場(岐阜県本巣市)との記載がある商品は含まれていない。

 同社は愛知、三重、岐阜各県を中心に、北陸や関西地方でも製品を販売しているという。「多大なるご迷惑をおかけしたことを心より深くおわび申し上げます」とコメントしている。

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