手錠され放置、11万円賠償 大阪入管、ペルー人側勝訴

 大阪出入国在留管理局で2017年に収容中の日系ペルー人男性が、長時間手錠をかけられ放置されたとして、関係者が国に約200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で大阪地裁(堀部亮一裁判長)は16日、約11万円の支払いを命じた。

 訴状によると、男性は17年12月20日、昼食に不満を訴えて暴れ、単独室に収容。職員が扉を開けた際に外へ出ようとしたため、うつぶせに押さえ付けられ、後ろ手に手錠をされたまま14時間以上放置された。

 男性側は骨にひびが入るなどし、必要最小限の範囲を超えた違法な制圧だったと主張。男性は20年の提訴後に仮放免され23年に死亡し、関係者が訴訟を引き継いだ。

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