外務省が儀式の撮影認めず ロシア大使、皇居で信任状奉呈

 皇居・宮殿「松の間」で23日、ロシアのノズドレフ駐日大使がプーチン大統領からの信任状を天皇陛下に手渡す「信任状奉呈式」があった。外務省が非公開とするよう要請し、報道機関が求めた撮影を認めなかった。外務省担当者は「現下のロシアを巡る国際情勢を踏まえ、儀式の様子の写真と映像を対外的に公表することは望ましくないと判断した」と説明した。

 信任状奉呈式は、新任の外国大使が本国から持参した信任状を陛下に手渡す儀式で、憲法が定める国事行為の一つ。

 報道機関が要請した場合、宮内庁が儀式の様子の写真と映像を提供している。23日に実施されたギリシャ駐日大使については通常通り提供された。

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