ロシアに核実験中止を要請 広島知事、準備報道受け

 ロシアが新たな核実験の準備を進めている可能性が高いとの報道を受け、広島県の湯崎英彦知事は11日、プーチン大統領宛てに「人類初の原爆による未曽有の惨禍を経験した県民を代表し、決して実施しないことを強く要請する」と訴える要請文を出した。

 湯崎氏は要請文で、ロシアが核実験を行えば「他の核保有国に新たな核兵器開発の口実を与え、国際社会が積み上げてきた核軍縮の取り組みを大きく後退させることにつながりかねず、極めて遺憾だ」と強調した。

 共同通信が8日、ロシア北極圏ノバヤゼムリャ島の核実験場で、昨年から工事が活発化し、最大の地上施設がほぼ完成したなどと報じた。

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