佐賀の乳児傷害、父親の無罪確定 福岡高検控訴せず

 佐賀県で2021年、生後5カ月だった長男の右腕を骨折させたとして、傷害罪に問われた父親(25)に一審に続き無罪を言い渡した福岡高裁判決が28日、確定した。福岡高検が期限までに上告しなかった。小池隆次席検事は「判決内容を検討したが、適切な上告理由を見いだすことが困難であると判断した」とコメントした。

 13日の二審判決は、骨折は病院で医師が行った過度な医療行為が原因の可能性があるとして、検察側の控訴を棄却していた。

 判決によると、21年6月、自宅寝室で父親と2人でいた長男が突然泣き始め、右腕を動かさない状態となった。医師の診察後、エックス線検査で骨折が判明。佐賀県警が同年8月、父親を逮捕した。

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