被団協平和賞で証言・講演5割増 25年度、被爆体験の継承課題に

 被爆者らでつくる「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」に参加する全国36都道府県の団体に共同通信が実施したアンケートで、2025年度の被爆体験の証言や講演数は、把握できた限りで、23年度と比べ625件増の1932件と約1・5倍になったことが19日、分かった。24年12月のノーベル平和賞受賞や、25年の被爆80年の節目を経て、「核のタブー」形成に貢献した草の根の証言活動に改めて光が当たっている。

 被団協は8月10日で結成70年。回答した団体の30%が平和賞の受賞後、証言者が「増えた」としたものの、被爆者は高齢化しており、89%が担い手の不足を感じているとした。活動をいかに継承するかという課題も浮き彫りとなった。

 アンケートは6~7月に実施。オブザーバー参加を含む36都道府県37団体の役員らに書面や対面などで行い、全団体から回答を得た。

 証言・講演数は23年度が1307件、24年度が1418件、25年度は1932件。経年変化を調べるため、23~25年度の件数をいずれも回答した団体のみ集計した。

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