米イランが攻撃応酬、覚書後初 ホルムズ緊張、合意交渉に影響も
【ワシントン、テヘラン共同】米中央軍は26日、イランのミサイルや無人機の保管施設とレーダー施設を同日に空爆したと発表した。イランが25日に要衝ホルムズ海峡を航行中の貨物船を攻撃したことへの報復措置。イラン外務省は声明で、戦闘終結を宣言した17日の覚書への「明白な違反だ」と非難し、米軍関連の標的を攻撃したと主張した。覚書の署名後、攻撃の応酬は初めて。イラン核問題を含む最終合意に向けた交渉に影響する恐れがある。
米当局者は米紙ニューヨーク・タイムズに対し、米軍の空爆は「大規模作戦の再開ではない」との見方を示した。バンス副大統領は「暴力には暴力で応じる」とX(旧ツイッター)で表明。米イランの覚書に触れ「適用の仕方に異議があるなら電話で話せばよい」と投稿した。
ニューヨーク・タイムズによると、米戦闘機がホルムズ海峡沿いとケシム島の計4拠点を空爆した。イラン国営テレビによると、南部ホルムズガン州シリクで26日、通信塔に二つの飛翔体が衝突した。
バーレーン外務省は27日、イラン無人機による攻撃があったと発表した。
