長期金利、一時2・275% 26年11カ月ぶり高水準
週明け19日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(381回債、表面利率2・1%)の利回りが上昇し、一時2・275%を付けた。1999年2月以来、26年11カ月ぶりの高水準。終値利回りは前週末より0・090%高い2・270%だった。衆院選で消費税減税の主張が相次いだことで財政状況が悪化するとの懸念が高まり、国債売りが加速して利回りが上がった。
長期金利の上昇は生活にも影響する。固定型の住宅ローンの金利上昇に波及するため、住宅購入者の負担がさらに増しそうだ。企業の借り入れの利払い増加につながる可能性もある。
自民党の鈴木俊一幹事長が18日のNHK番組で、衆院選の公約に飲食料品の消費税率を0%に引き下げることを盛り込む方針に言及した。木原稔官房長官も19日午前の会見で消費税率の引き下げを「選択肢として排除されているものではない」と述べた。
立憲民主党と公明党が結党した新党「中道改革連合」も食料品税率ゼロの考えを示す。衆院選へ財政拡張の動きが強まるとの見方があったが、財政悪化懸念がさらに高まった。
