柏崎刈羽原発、来月20日再稼働 東電、6号機起動24日申請

 新潟県の花角英世知事は23日、首相官邸で高市早苗首相と、経済産業省で赤沢亮正経産相とそれぞれ面会し、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働に同意すると伝えた。再稼働に必要な地元同意手続きは終了した。東電が来年1月20日に6号機の原子炉を起動し再稼働させる方針を固めたことも判明した。設備検査の最終チェックを受ける「使用前確認」を今月24日、原子力規制委員会に申請する。

 東電の原発再稼働は2011年の福島第1原発事故後、初めてとなる。

 首相は、再稼働に同意した花角氏に「決断に心から敬意を表する」と述べた。

 花角氏は、原発の安全性に関する丁寧な説明や避難道路の整備など国に確認を求めた7項目を赤沢氏に伝え、進捗状況を共有するよう要請した。「県民に安全性が十分理解されていない」と指摘し、国による周知や赤沢氏による柏崎刈羽原発の早期視察を求めた。赤沢氏は各項目への対応について「要請があれば最優先で状況を説明する」と応じ、花角氏と握手した。

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