備蓄米12万トン、30社が申請 追加21年産、精米なお課題
農林水産省は11日、随意契約で追加放出する政府備蓄米の申し込み受け付けを始めた。2021年産で、スーパーやコンビニ、米穀店などが対象の計12万トン。小泉進次郎農相は同日午前、約30社の申し込みがあったと明らかにした。精米や流通の課題が依然として指摘される中、申請を見送る業者もあり、全国に広く行き渡るかどうか注目される。
30社は大手と中小の小売業者、地域の米穀店など幅広いといい、小泉氏は備蓄米の需要は根強いとして今後も「切れ目なく提供していきたい」と述べた。
セブン-イレブン・ジャパンは5月に続き、再び申し込んだ。一方、アイリスオーヤマは精米能力に余裕が出た場合に検討するとして見送った。