ハマス、人質と連絡取れず ガザ攻撃非難、停戦交渉に影響も

 【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは15日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で、人質の男性兵士を拘束するグループと連絡が取れなくなったと訴えた。事実とすればガザ停戦交渉に影響が出る可能性もある。イスラエルは全ての人質の解放を求めて攻撃を続けている。

 男性兵士はイスラエルと米国の二重国籍者。ハマスは引き続き、このグループと連絡を取ろうとしているという。

 イスラエルのネタニヤフ首相は15日、カッツ国防相らとガザ北部を訪問し、イスラエル軍の攻撃でハマスは深刻な打撃を受けていると主張。人質解放と戦闘の全ての目的達成を求めると述べ、さらにハマスに圧力を加える姿勢を強調した。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)はガザでは急速に医薬品不足が進んでいるとし、イスラエルが停止している支援物資搬入を再開する必要があると訴えた。

 ガザ停戦合意は1月に発効したが、イスラエル軍が3月18日に大規模攻撃を再開し、停戦は事実上崩壊した。

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