愛媛、高知で震度6弱 南海トラフ調査基準満たず

 17日午後11時14分ごろ、愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱の地震があった。大分県では震度5弱を観測、近畿や中国、四国、九州など広い範囲で揺れた。気象庁によると、震源は豊後水道で、地震の規模はマグニチュード(M)6・6、深さ39キロ。津波はなかった。気象庁は18日未明に記者会見し、南海トラフ巨大地震の想定震源域内だが、関連を調査する基準に満たなかったと説明した。発生の可能性が高まっているとは考えにくいとの見解を示した。林芳正官房長官は会見で、軽傷で数人が救急搬送されたと明らかにした。

 愛媛、高知両県で震度6弱を観測したのは初めて。気象庁は「揺れの強かった地域では、今後1週間ほど、最大震度6弱程度の地震に注意してほしい」と呼びかけている。地震は正断層型で、フィリピン海プレート内で発生したとみられる。

 愛南町によると、転倒した1人が足を痛め、搬送された。愛媛県東温市消防本部によると、市内で60代女性が自宅で転倒、左手の小指を負傷して搬送された。

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