年収600万円以上・大卒・同年代 条件譲らず交際NG繰り返し早5年 マッチング減少に直面する38歳 年収600万円以上は高望みですか?【婚活アドバイザーが解説】
会社員Aさんは「そろそろ結婚したい」と感じながらも、仕事が忙しく出会いの機会がなかなかありませんでした。そこから一念発起して結婚相談所に登録したのは、33歳のとき。パートナーの条件には「年収600万円以上」「大卒」「同年代」といった条件を設定していました。
その後、実際にマッチングした男性の中には年収480万円ほどの人もいました。しかし自身の年収が500万円であることから「私よりも年収が少ない人は将来を考えると少し不安かも…」と思い、うまく交際まで進展しません。
このようにマッチングをしては交際NGを繰り返すこと5年、38歳になったAさんはマッチング数が減り、思うように出会いが増えなくなってきます。そこでAさんは自身が設定していたパートナー条件を見ながら「年収600万円以上は現実的じゃないのでは?」と考え始めました。
実際に、年収600万円以上という条件は現実的ではないのでしょうか。婚活で後悔しないための条件の考え方について、婚活アドバイザーの植草れいあさんに話を聞きました。
■600万円という希望は決して高望みではありません
ー結婚相手を探すうえで、年収600万円という条件は現実的ではないのでしょうか?
30代男性が対象であれば、1都3県では現実的な条件です。結婚相談所に所属する30代男性の年収ボリュームゾーンは500万~600万円台が中心のため、600万円という希望は決して高望みではありません。
ただし、それは都内での話であって、地方では年収水準が異なるため同じ基準で考えるのは難しい場合もあります。それよりもAさんについてはパートナーへ求める条件が多いように見受けられます。
ーでは結婚後に後悔しないためのパートナーを選ぶには、どのような基準で条件を決めるとよいでしょうか?
条件が多くても出会い自体は減りません。出会いはいたる所にあるものです。大切なのは「これだけは絶対に譲れない」という条件を1~2つに絞り込むことです。年収や年齢、身長、外見、学歴など、あれもこれも条件を重ね続けると、相手は見つかりにくくなり、自分の年齢だけが上がっていきます。
例えば、身長や年齢の許容範囲を少し広げてみるなど、少しだけ柔軟さを持たせてみるとよいでしょう。本当に大切にしたいことだけを守りながら婚活すれば、後悔しない出会いにつながります。そして何より、いつどこで素敵な出会いがあってもいいように自分自身を磨き続けることが、幸せなパートナーシップへの近道になります。
ー自分より年収が低い相手との結婚に不安を感じる人は多いでしょうか?
不安を感じる方は多いようです。そもそも自分より年収の低い相手をあえて選ぶ女性は少なく、自分の1.5倍から2倍の年収を望む声も少なくありません。その一方で、最近では、男性側も自分と同等以上の収入を持つ女性を求める傾向が強くなっています。
物価や家賃が上がり続ける今の時代において、都市部では1人の収入だけで家族を養うのは難しいと思います。コロナ禍も経て「誰かと支え合いながら生きていきたい」という思いが、パートナーの条件に反映されているのかもしれません。
また、結婚後も働き続けるか、産休や育休が取れる職場かどうかを重視する男性も増えており、女性のキャリアや福利厚生を大切にしている声も聴きます。
◆植草れいあ(うえくさ・れいあ) 恋愛・婚活ファッションアドバイザー
学生時代より、母親が運営する結婚相談所マリーミーにてアルバイトを開始。その後社員となり、入会カウンセラー業務や、アシスタントなどの各種サポート業務を担当。2023年にアドバイザーとして独り立ちし、主に婚活ファッションのアドバイスをおこなう。2025年には、既存の業務に加えてファッションブランド「Marry me」を立ち上げ、責任者およびイメージモデルに就任。「もっとも煌めく自分を映し出す」をブランドコンセプトに、「恋愛・婚活のためのファッション」を提案している。
(まいどなニュース特約・長澤 芳子)
