クリスマスの朝、子どもの枕元にプレゼントがない! 原因は夫の爆睡 絶望から必死のリカバリー劇に全親が泣いた…かもしれない話

「やりやがった…。」--5歳になる息子をもつパート勤務のM子さん(30代)は、クリスマスの朝に隣で寝こける夫を見て絶望を味わったといいます。

「毎年恒例のサンタ役について、今年は夫が担当することになっていました。プレゼントは事前に用意済みで、あとは子どもが眠ったあとに枕元にそっと置くだけ。いつも通りの流れだったので、特に心配はしていませんでした」とM子さんは振り返ります。

クリスマス当日の朝、目を覚まして隣を見ると…ぐっすり爆睡している夫。その胸にはなんと、包装されたままのクリスマスプレゼントがしっかりと抱えられていたのです。どうやらM子さんの夫は、枕元にプレゼントを置くことなく睡魔に負けて寝てしまったようなのです。嫌な予感がして、M子さんは慌てて子どもの寝室へダッシュ。すると…

寝室では、すでに目を覚ましていた子どもが困惑した表情で枕元を探していました。「あれ?」と小さくつぶやき、何度も確認する姿を見て、M子さんは青ざめました。

「サンタさん、来なかったのかなあ」

その言葉を聞いた瞬間、M子さんの頭の中は一気に切り替わりました。

■時間との勝負、母の即断

M子さんは再びダッシュで夫婦の寝室に戻り、爆睡中の夫からプレゼントをむしり取りました。「起こして説明している時間はありませんでした」。そのままリビングへ向かい、クリスマスツリーの下へ滑り込ませるようにプレゼントを設置したのです。

続いて、「もしかしたらツリーのところかも~?」と子どもを誘導。子どもは半信半疑ながらリビングへ行き、ツリーの下に置かれたプレゼントを発見します。

プレゼントを見つけた瞬間、子どもの表情は一変。「あった!」と声を上げ、顔を綻ばせました。「サンタさん、ちゃんと来てたね」と納得した様子だったといいます。

M子さんも、ようやく一息つけた瞬間でした。

■クリスマス後の反省会

しかし、事なきを得たあと、話は終わりません。子どもが落ち着いたタイミングで、夫にはしっかり「ガン詰め」したとM子さんは苦笑します。

「プレゼントを抱えたまま寝るって、どういうことなのか」「責任感が足りない」…

M子さんの言葉に、夫は気まずそうに頭を掻き、この最大のミッションの失敗に対して平謝りだったそうです。

今回の出来事を通じて、M子さんは「サンタ業務は最後まで気を抜いてはいけない」と実感したといいます。クリスマスプレゼントにまつわるエピソードは、他にも寄せられています。

・幼稚園の娘がプレゼントのリクエストを書いたメモ。覚えたての独創的な文字は全く解読できず、夫婦の推理力が試された。ちなみに、奇跡的に正解していました!

・友達にサンタなんかいない、と言われショックを受けた息子。「信じてる子のところだけに来るんだよ」とよくわからない理論で押し切っていますが、もう時間の問題かな…。

・リアリティを持たせるために、「昔はソリだったけど、今は効率化で多くのサンタがトラックを使っている」「本部はスウェーデンだが、うちに来るのは千葉県〇〇地区担当のサンタたちだ」「最近はAm〇zonとも提携しているらしい」と子どもに説明している。

・深夜にクリスマスプレゼントを持って子供部屋に行くと、眠らずに待ち構えていた娘が飛び起きてきた。とっさにプレゼントを見られないよう床に落とし、片足でベッドの下に蹴り飛ばして「布団をかけ直しにきただけだよ~。」としらばっくれた。

子どもたちの夢と笑顔の裏側には、親たちの涙ぐましい努力がありました。サンタ業務は、静かに、しかし確実に遂行される必要があるようです…。

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