「トントンできないじゃん!」デザインの敗北か?喫煙者にとって使いにくい灰皿が話題に

喫煙者にとって使いにくいデザインの灰皿がSNS上で大きな注目を集めている。

「新幹線の改札内の喫煙所にある『非喫煙者が考えたであろう最強の灰皿』、いつ見てもおもしろい」

とその様子を紹介したのはバカデカい愛さん(@fuckin_big_love)。

金属製の箱のフラットな天面の中心部にいくつかの小さな穴があけられたこの灰皿。「吸い殻は、もみ消さずにそのまま『穴の中』に落として下さい!」と書かれているが、使いづらいのか穴の周りは灰だらけになってしまっている。

バカデカい愛さんにお話を聞いた。

ーーどちらに設置されていた灰皿ですか?

バカデカい愛:京都駅の新幹線改札内の喫煙所のものです!

ーーこの状態をご覧になって。

バカデカい愛:この灰皿周りが灰まみれで汚いのは喫煙者のマナーの問題ではありません。この穴にピンポイントで灰を落とすことは実質不可能なので、必然的にこうなってしまうんです。私ももちろん使いづらいなあと思いました。煙草を吸っている時に途中で落とす灰の受け皿が用意されていないのは、設計者が非喫煙者だからだろうという推測での投稿でした。

ーー投稿に大きな反響がありました。

バカデカい愛:嫌煙家から「喫煙者のマナー」のような喧嘩腰の反応がたくさん来ましたが、煙草を吸うときの事情を知らずにマナーの問題に帰するのはなんとも無知だなあと感じた次第です。

◇ ◇

今回の投稿に対しSNSユーザー達から

「喫煙したことなくてもわかる トントンできないじゃん!」

「非喫煙者だけど父親や周りの人が吸ってるの見てればわかるけど吸い殻捨てる以外に出てきた灰を捨てたいのにこんな真っ平に穴が少しある程度じゃ灰落としたくてもこうなるわな」

「まあ『ここで捨てていけ。ここでは吸うな』という意図なんでしょうが、『捨てる前にもう一服』となるんでしょうね」

「灰皿なんて設置しないで 携帯用の灰入れ自販機置けばいいのに 掃除の無駄やん」

など賛否両論の声が。またこの灰皿をデザインした会社の関係者と名乗るユーザーから

「この灰皿を考案した所の関係者ですが、こちら、前の灰皿だと 飲み物の空き缶やタバコの空き箱を捨てていく人が多く 火災の危険性や清掃員の負担軽減を目指して作られました  火災の危険性は割愛しますが、お水が入った吸い殻トレーを運ぶのは思いの外重労働です 又、お水の入ったトレーをこぼしてお客様に水をかけたりする事案も考えられる為に今の無水灰皿を導入したのですが 今度はこの灰皿に飲み残しを捨てていく人やゴミの放置が問題になりました  最終的に不便を与えますが今の形に至ったのです  喫煙者に嫌がらせをする為のものではありません」

といった声もあった。読者のみなさんはこの灰皿のデザインを見てどう感じただろうか?

なお今回の話題を提供してくれたバカデカい愛さんは日々、note上で恋愛や美術、社会的な事象についての記事を投稿中。メンバーシップも募集しているのでご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス