5歳で飼育放棄されたつらい過去 おっとりキャラのチャウチャウに届いた朗報 床に寝ころび体をクネクネ
関東圏で飼われていたメスのチャウチャウ、えりちゃん。5歳にして飼い主の事情で飼育放棄となり、行き場を失いました。
えりちゃんの存在を知った埼玉のトリマーさんが、えりちゃんの新しい里親探しをしていましたが、見つけることができず、静岡県の保護団体、スリールに相談。団体はえりちゃんを幸せに繋げたいと快諾し引き取った後、同時に団体経由で里親募集を始めることにしました。
■おっとりした性格ながら、えりちゃんには独特の行動が…
えりちゃんには飼い主と離ればなれになった悲壮感などはなく、明るく人懐っこい性格。トイレもちゃんとできて、シートでも散歩でもお庭でもバッチリできます。
団体代表の家に招かれてすぐに家に溶け込み、人間はもちろん、この家で暮らす先住犬とも仲良くできるワンコです。のんびり顔のえりちゃんは立派なレディー。セクシーな足組みで寝る様子は「気安く接さないで」とでも言わんばかりです。
こうした所作にギャップ萌えですが、さらにえりちゃんは不思議な行動に出ることも。それがクネクネダンス。ある瞬間、急に床に寝転び体をクネクネさせながらゴロゴロと回転します。まるでダンスを踊っているかのようで周囲を和ませてくれます。
■唯一不機嫌になるのが寝起き
独特のかわいさを持つ明るく元気なえりちゃんですが、唯一不機嫌になるのが寝起きです。いつもの明るい表情は全くなく「なんで起こすの?」とただただ無言で訴えかけます。
えりちゃんは団体代表の家に来てからエサをいっぱい食べたおかげで一時おデブさんになり、一時ダイエットフードに変更。下痢をしてしまったりとどうも体に合わないようで、やはり散歩の機会を増やして運動でダイエットに挑戦するようにもなりました。
体重約20キロでユッサユッサと歩く様子もまた、なんともかわいいえりちゃん。ゆっくりゆっくり1時間ほどを散歩するという活発さを持ち合わせています。
家庭犬としては全く申し分のないえりちゃんですが、唯一の人見知りは「人間の男性」。女性とはすぐに打ち解けるものの、男性を前にすると、途端に緊張した表情に。
ここもまた「レディー」ならではの行動のようにも感じますが、こんなオチャメなえりちゃんの元に、後に「うちにおいで」の声がかかり、見事幸せな第二の犬生を送ることとなりました。
温かいお家で、今日もきっとクネクネダンスを披露してくれることでしょう。いつまでもレディーのまま幸せに過ごしてね!
(まいどなニュース特約・松田 義人)
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