破損した太陽光パネル…まだ発電しているかも 「むやみに近づかないで」政府広報オンラインが呼びかけ

地震などの災害によって、自宅の屋根などに取り付けている太陽光発電パネルが破損するケースもあるでしょう。また、パネルが設置された家屋が倒壊していることもあるかもしれません。能登半島地震を受けて、内閣府政府広報オンラインの公式X(ツイッター)アカウント(@gov_online)が、経済産業省の投稿をリポストするかたちで、損壊したパネルに対して注意喚起の投稿を行っています。

その内容は、「太陽光パネルは、破損した場合でも、日の光が当たると発電をする可能性があるため、むやみに近づかないようにご注意ください。また、復旧作業にあたられる際も十分ご留意ください」というもの。

太陽光発電をめぐっては過去の地震・風水害でも破損・浸水した設備の危険性が指摘されており、経産省や各自治体のホームページでも注意喚起の記述がみられます。2016年4月に発生した熊本地震の際も、熊本県消費生活センターが5月に以下のような注意を呼びかけていました。

・パネル、接続箱、パワーコンディショナーなどの機器は、感電する恐れがあるため、絶対に素手で触らない

・機器や配線が損傷していた場合、漏電の可能性があるため、購入先の販売・施工業者に連絡し、適切な処置を依頼する

・地震によるパネルや架台のねじのゆるみ、変形や破損があった場合、購入先の販売・施工業者等に相談を。これまでにも、台風等の強風により太陽光パネルの飛散被害が出たケースがある

   ◇

なお、自宅の屋根などに太陽光発電パネルが設置されている場合、停電時でも設備の自立運転機能で電気を使うことができますが、リポストされた経済産業省の投稿では「感電の危険がないか、十分確認してから使用してください」と述べています。あわせて、自立運転機能の一般的な使用手順についても触れています。

出典:

・熊本県消費生活課(消費生活センター)/【緊急!】消費者トラブル注意報 第54号(震災特報No.7)

・経済産業省資料/太陽電池発電設備による感電事故防止について

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