大人気の軽SUV・ハスラー 「4WD」と「2WD」…買うならどっち? 機能や走行性能、乗り心地を徹底比較

スズキ ハスラーは、軽自動車とSUVのクロスオーバー車として、絶大な人気を誇る。2WD(前輪駆動)か4WD(4輪駆動)が用意されているが、どちらを選択すればいいか悩む人も多いだろう。スズキ ハスラーの魅力を紹介するとともに、2WDと4WDの装備や走りの違い、お勧めグレードについて徹底比較したい。

■ハスラー2WDと4WDの違いを徹底比較 

ハスラーの2WDと4WDの違いについて現行モデルについて解説をする。

ハスラーは2020年1月にフルモデルチェンジされ、現行モデルは2代目にあたる。ボディサイズなど、車両スペックを比較する。

   ◇   ◇

【2WD】

ボディサイズ:全長3,395×全幅1,475×全高1,680mm

最低地上高:180mm

ホイールベース:2,460mm

室内寸法:長さ2,215×幅1,330×高さ1,270mm

トレッド前/後:1,285 mm /1,300 mm

スタビライザー:あり(前後:トーションバー) 

【4WD】

ボディサイズ:全長3,395×全幅1,475×全高1,680mm

最低地上高:180mm

ホイールベース:2,460mm

室内寸法:長さ2,215×幅1,330×高さ1,270mm

トレッド前/後:1,290mm

スタビライザー:なし

   ◇   ◇ 

▽大きな違いはスタビライザーの有り無し

ハスラーの2WD車と4WD車の大きな違いは、スタビライザーの有り無しである。4WD車には、後輪側のスタビライザーが装備されていない。4WD車を選ぶユーザーは、凸凹のある荒れた雪道や悪路を走ることが多く、スタビライザーを外した方が、乗り心地などが良くなる傾向がある。

スタビライザーは、サスペンションのスムースな動きを抑制する傾向がある。車体の傾きを抑え安定させる役割を持っているため、2WDであれば後輪側にも装備すべきだ。

だが4WDに限りスタビライザーは無いほうが良いだろう。

▽内外装の相違点

2WD車と4WD車で内外装デザインに大きな違いはない。

強いて言えば、2WD車にはインパネセンターポケットがあるが、4WD車には無い。4WD車には、ヒルディセントコントロールやグリップコントロールなどのスイッチが入るからだ。

▽機能の相違点

2代目ハスラーの4WDシステムは、スタンバイ方式だ。

スタンバイ方式の4WDは、滑ってから4WDになるため、本格的な悪路には対応できない。前後輪の回転差(滑っている状態)が生じると4WDになる低コストの4WDシステムを使っているからだ。

しかし、日常生活で走る悪路では、十分な効果が得られるため、コンパクトカーや軽自動車など、比較的安価な価格帯のクルマに使われている。

こうした純粋な4WD機能を低コストで、走破性をよりアップさせる機能が3つ存在する。

1つ目が「グリップコントロール」だ。

グリップコントロールとは、横滑り防止装置であるESPの機能を使った電子制御システムだ。ぬかるみなどの滑りやすい路面で片輪が空転した場合、空転している車輪にブレーキをかけ、駆動力のある車輪を集中的に動かし、悪路での発進をサポートする。

2つ目が「スノーモード」だ。

スノーモードは2代目ハスラーの4WDから新たに採用された。スノーモードとは、雪道やアイスバーンでタイヤの空転を抑え、スムースに発進できるようにする機能である。

通常、滑りやすい路面でラフなアクセル操作を行うと、すぐにタイヤが空転し、穴を掘ってしまい、自ら脱出不可能としてしまうケースが多い。しかし、スノーモードは、ESPでタイヤの滑りを検知し、過大なエンジントルクを抑制する。そのため、滑りやすい路面でもスムースな走行を可能としている。

3つ目は「ヒルディセントコントロール」だ。

ヒルディセントコントロールとは、ESP機能を使い4輪それぞれに微妙なブレーキコントロールを行い、車速を約7km/hに自動でコントロールし下り坂を降りる機能である。

通常、滑りやすい急な下り坂でブレーキをかけると、タイヤがロックして滑り落ちてしまうことがある。ヒルディセントコントロールがあると、ドライバーは、ステアリング操作に集中することができるので安心・安全だ。

■スズキ ハスラーの選び方は…

▽<結論>普段の使い方次第

2代目スズキ ハスラーを選ぶなら2WDか? それとも4WDか? という選択の答えは、普段の使い方で大きく変わる。2WDと4WDの価格差は約13万円もあるので、じっくりと考える必要がある。

ざっくりだが2WDと4WDをお勧めする条件を紹介する。

   ◇   ◇

 【2WDをお勧め】

居住エリアの雪:ほとんど降らない

よく走行する道路:舗装された道路、一般道

アウトドア:あまりしない

【4WDをお勧め】

居住エリアの雪:よく降り積もる、雪国

よく走行する道路:荒れた悪路、砂利道

アウトドア:日常的にする

   ◇   ◇

ほとんど雪が降らない地域に住んでいるが、キャンプやウインタースポーツを積極的にするのであれば、4WDを選択した方が安心だ。もしもの時に、4WDだと助かるという保険のような考え方で4WDを選択したい。

あまり雪深くなく整備された雪道、整備されたキャンプ場がメインであれば、2WDでも十分に対応できる。

2代目ハスラーは、最低地上高が180mmと十分にあるので、多少の凸凹があっても滑りやすい道でなければ、2WDでも十分走行が可能だ。多くのケースが2WDでも十分という場合が多い。

このように、普段の使い方を考えて選択すると、購入後に失敗した、後悔したということが少なくなる。

■ハスラーにターボエンジンは必要?

ハスラーを選ぶ際に気になるターボエンジンが必要かどうか。ターボエンジン搭載の方が車両価格も上がり、燃費も少し悪くなるが、車の利用目的によってはおすすめだ。

2代目ハスラーのエンジン出力、燃費は以下の通りだ。(双方WLTCモード、FF)

   ◇   ◇

【660㏄自然吸気エンジン】

最高出力:49ps

最大トルク:58Nm

燃費:25.0km/L

【660㏄ターボエンジン】

最高出力:64ps

最大トルク:98Nm

燃費:22.6 km /L

   ◇   ◇

ハスラーのエンジンには、マイルドハイブリッドシステム用のモーターが装備されている。自然吸気エンジンで2.6ps&40Nm、ターボ車で3.1ps&50Nmの小さなモーターがエンジンをアシストする。

モーターが小さいため、モーターアシストはハッキリと体感できるほどのものではない。だが、少しだけアクセルレスポンスがよく感じる。

また、ハスラーは、ワゴンRをベースとしているもののSUVルックのため、車重が少し重くなっている。

自然吸気エンジンで高速道路を走ると、登坂などでは少し非力に感じることがある。ロングドライブを楽しみたいなら、ターボ車がお勧めだ。乗り心地は、やや硬めな印象だが、不快感なくしっかり走る。特に高速道路では、安定感に繋がる。

軽自動車は他のボディタイプと比べて静粛性が気になるだろう。ハスラーはエンジンのこもり音やロードノイズ、雨音を低減する内装材「高減衰マスチックシーラー」が軽自動車で初めて採用されている。そのため、自然吸気エンジンでも静粛性は高いレベルにある。特にターボ車の静粛性は、より優れていた。

■スズキ ハスラーのお勧めグレードは?

2代目ハスラーでお勧めグレードは「ハイブリッドXターボ」だ。

このグレードには、下記が標準装備している。

・パドルシフト

・アルミホイール

・USB電源ソケット

・ルーフレール

・6スピーカー

オプションで全方位モニターを装着すれば、充実した装備になる。また、静粛性に優れていることも魅力のひとつだ。パワーとトルクに余裕のあるターボ車ならロングドライブも楽しめるため、ファーストカーとしても十分だ。

■ハスラーを買うなら中古車も視野に

現行ハスラーは2020年1月発売の2代目で、中古車の在庫、未使用車も増えてきている。

そのため、中古車でも現行モデルが買いやすくなっている。ただ、人によってはデザインの好みで先代ハスラーを中古車で購入したいと考える人もいるだろう。初代ハスラーを買う場合は2019年式以降で探すのが良いだろう。

■初代と2代目ハスラー、外観デザインの違い

初代ハスラーに比べ2代目ハスラーでは、フロントフードを持ち上げ、顔を大きく造り厚みを出すことで、可愛さだけでなく迫力もプラスしている。人によっては初代のデザインの方が可愛らしく好む場合もあるだろう。

初代ハスラーでもSエネチャージ搭載モデルであれば、2代目と比べても燃費性能に大差はない。ただ、安全性能をより充実したい場合は2代目ハスラーがおすすめだ。

▽2代目ハスラーの予防安全装備、運転支援機能

スズキの予防安全装備パッケージ「スズキ セーフティサポート」に含まれる自動ブレーキの検知対象は、夜間の歩行者も可能となった。ほかにも、予防安全装備には下記の機能が採用・追加されている。

・誤発進抑制機能

・車線逸脱警報機能

・ふらつき警報機能

・先行車発進お知らせ機能

・ハイビームアシスト(ヘッドランプのハイビーム/ロービームを自動で切り替え)

・標識認識機能

リヤバンパーに内蔵した4つの超音波センサーは、より複雑な事故シーンにおける対応を実現した。

・後退時ブレーキサポート(後方の障害物を検知)

・後方誤発進抑制機能

・リヤパーキングセンサー

「全方位モニター」は、自車周辺を俯瞰的に見ているような映像をモニターに映し出す。映像は、フロント、リヤ、サイド(左右)の計4カ所に設置したカメラの映像を合成・処理している。

「左右確認サポート機能」は、自車の前方および後方で左右から人や物が自車に近づいてくることをお知らせする。障害物や歩行者に気付かずに、うっかり衝突などのリスクを低減してくれる。

駐車時などでは、安全確認という点でも日常的に使える機能だ。

 運転支援機能では、スズキ軽初の「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」を設定している。高速道路での移動時に、ドライバーの疲労軽減に貢献してくれるだろう。

(まいどなニュース/norico)

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