【どうなるキャンプブーム】コロナ明けで「キャンプを再開したい」7割強 その一方で…用品の「新セット購入」は激減!?

昨今では、第2次キャンプブームともいわれるほど、キャンプの人気は高まっています。キャンプ用品メディア『CAMPxGEAR』が、全国の20~60代の男女1085 人に調査をしたところ、コロナ明けで「キャンプに行くのを再開したい」と考えている人が7割強に上ることが分かりました。その一方で、キャンプ用品の「新セットを購入」する人が大きく減っていることも分かったそうです。

調査は、2023年8月にインターネットで実施されました。

調査によると、コロナ禍(2020~2022年)において、59.3%の人が「キャンプに行くのを控えていた」(止めた:49.2%/減らした:10.1%)と回答。一方、コロナ明け(2023年)では、74.5%の人が「キャンプに行くのを再開したい」(再開・始めたい:56.0%/増やしたい:18.5%)と考えていることが分かりました。

また、「キャンプ用品の購買」については、コロナ禍(2020~2022年)において、「新セットを購入」した人が33.3%、「欲しいものを追加」した人が28.6%となり、コロナ禍をきっかけにソロキャンプなど楽しみ方の多様化が進み、キャンプ自体に行くことは控えてもキャンプ用品は継続購入している人が多くいることがうかがえます。

一方、コロナ明け(2023年)では、「欲しいものを追加」した人は50.0%と増えているものの、「新セットを購入」した人は7.6%と激減する結果となりました。

回答者からは、「ソロキャンプに切り替えて、道具を買い替えた」(40代男性)、「コロナが空けたらキャンプをまた行いたいと考えていたので、気になるキャンプ用品があれば購入した」(30代男性)、「コロナ禍ではキャンプに行く頻度は減ったが、アウトドアに行くためにキャンプ用品を購入していた」(30代女性)という声が寄せられました。

その一方で、「子どもの年齢もあがったことで家族のレジャーの趣向が変わった」(40代女性)、「値上がりが止まらないので」(30代女性)、「コロナ明けでは、他のレジャーや旅行にもお金を使いたい。キャンプ用品は一式揃っているので」(30代女性)といった意見も寄せられたそうです。

調査を実施した同メディアは、「コロナ禍を背景に、新たにキャンプを始めた人や、キャンプのスタイルを変更して用品を買い替えたり追加したりした人が増え、キャンプ用品の売上は急増しました。ところが、コロナ禍が終息に向かう中、これらの動きが一巡し、キャンプ市場にも大きな変化が見られます。コロナ禍の特需期間中に、メーカーや販売店が過度な供給をしてしまったため、現在の市場では需要と供給のバランスが崩れています。しかし、この現状は市場の調整が進めば、このバランスの乱れも次第に修正されるでしょう。今後の市場の動向に注目したいところです」と述べています。

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【出典】

▽キャンプ用品メディア「CAMPxGEAR」/キャンプブーム終了って本当?調査で見えた新たな潮流

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