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ドライヤーの音にも震え上がっていた保護犬 新しい飼い主に愛情を注いでもらい、今ではヘソ天するまでに

黄金色に輝く短い毛並みにスラッとした姿勢がカッコ良いワンコ、ハルディア(以下、はるたん)。保護犬の譲渡活動を行うピースワンコジャパン(以下、ピースワンコ)のインスタグラムにその写真がポストされ、新しい家族が見つかることを待っていました。この1枚の写真をきっかけに、はるたんは新しい飼い主さんの家族として受け入れられましたが、新しい環境ではそのビビリ癖から、当初なかなか馴染まなかったようです。

■人の顔、ドライヤー、ドアの音などにその都度反応してビビリション…

はるたんはその凛々しいルックスとは裏腹に、とても怖がりな性格。ピースワンコの施設にいた頃からビビリション(怖がって、オシッコを漏らしてしまうこと)をよくする子でした。

はるたんに一目惚れした現在の飼い主さんは、正式に迎え入れるまでの間、週に1度のペースで譲渡センターに通いました。はるたんに顔を覚えてもらい、慣れてもらおうと思ったからです。

しかし、毎回会った瞬間にジャー……ビビリションです。保護犬の多くは、さまざまなバックボーンから人間を怖がる傾向が強いと言われていますが、はるたんもなかなかの人見知り。そう簡単には新しい飼い主さんに懐いてくれませんでした。

それでも、新しい飼い主さんは「どうしてもはるたんを家族として迎え入れたい」という強い意志の下、譲渡センターの厳しい審査を経て、めでたくはるたんとの新しい生活をスタートさせることになりました。

しかし、はるたんはさらにビビりまくり、扉の開いたクレートの中に入ると、一歩も出ぬまま数時間。なんとかクレートから出てきても、ずっと怯えてプルプル。ドライヤーの音、ドアが閉まる音、来客などに過敏に反応し、最初の1週間で10回以上のジャー……やっぱり何度もビビリション。

ご飯も、人が見ているところではほんの少ししか口にせず、終始緊張している様子でした。

■お散歩も全く乗り気じゃなかったはるたんが、へそ天を見せてくれるようになった!

それでも飼い主さんは、はるたんに愛情を注ぎ、はるたんを最優先に考え、声をかけながら優しくお世話を続けてました。

毎日のお散歩もはるたんはなかなか乗り気でなく、ハーネスを装着するのに20分以上かかってしまうこともありました。なんとかして装着し、いざ外にお散歩に出ても、たびたび固まって動かなくなります。こういったときも焦らず、はるたんが自分の意志で動けるようになるまで飼い主さんは気長に待ちました。

この根気強い飼い主さんの思いがはるたんに通じたのか、1週間後には毎日2回のお散歩もできるようになりました。相変わらず車にはビビりがちでしたが、芝生の広場を歩く際は、他の犬と遊んだり、尻尾を上げて楽しんだりできる余裕も出てきました。

1カ月半が経過した頃、家の中でもはるたんは次第に心を開くように。温かい布団に寝転がり、飼い主さんの前でものんびりとくつろげるようになったのです。

やがて、自分専用のクッションの上でゴロゴロするようになり、へそ天(お腹を見せる行為)を飼い主さんに初めて見せてくれました。この姿を見た飼い主さんは、全世界に感謝したくなるほど嬉しかったそうです。

■はるたんと飼い主さんの生活は250日を超え、今日も更新中!

飼い主さんとの新しい生活が100日ほど過ぎた頃には、飼い主さんと一緒になって寝転んでテレビを見たり、イケアのぬいぐるみで自由に遊んだりするほどになったはるたん。いくつもの新しい経験を重ね、飼い主さんを「信じて良い人間だ」と思うようになったことで、この頃から、家の中でのビビリションはほぼなくなりました。

ただし、ビビリからくる(?)用心深い行動は相変わらずで、留守番中はご飯を食べられなかったり、お部屋に飾ったクリスマスツリーを見て逃げていったりと、その強い警戒心はなかなか拭えないまま…。それでも飼い主さんが愛情を注ぎ続けることで、少しずつ少しずつ、はるたんは心を開いていくのでした。

ときにお散歩の際は「飼い主に付き合ってやってる」くらいの増長ぶりも見せるはるたんですが(笑)、きっとはるたんも飼い主さんに感謝の気持ちでいっぱいなのではないでしょうか。

現在、はるたんと飼い主さんの生活は250日を超え、日々の生活もどんどん更新されていっています。はるたんの凛々しい表情、愛くるしいふるまいと成長、そして飼い主さんの優しい目線を「はるたん観察日記」で詳しく見ることができます。ぜひチェックしてみてください!

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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