保護した野良猫が産んだ子猫は、超人見知り!譲渡会でストレスためる姿に「もう、お母さんと一緒にうちにいよう?」

■美猫だが里親は決まらず

ライ麦ちゃん(3歳・メス)は、野良猫が産んだ4匹の子猫のうちの1匹だった。神奈川県に住む山崎さんは、猫ボランティア仲間が保護した妊娠中の猫、麦ちゃんを預かっていた。麦ちゃんはやがて出産、ライ麦ちゃんは長女だった。母猫が麦ちゃんなので、それぞれライ麦、もち麦、押し麦、オーツ麦という麦シリーズの名前をつけたという。

ライ麦ちゃんはアイラインがくっきりしているため目が大きく見える美人猫だった。しかし、他のきょうだいはすぐに里親が決まったが、ライ麦ちゃんはなかなか希望者が現れなかった。

■譲渡会で疲れ果て

ライ麦ちゃんは内弁慶で、家の中では強かったが、知らない人が来ると隠れてしまう。譲渡会は大の苦手で、知らない場所に連れていかれて、知らない人がいっぱいくるためいつも怯えて震えていた。さらに恐怖を通り越して、なでてくれるお客さんに手を出したり、シャーシャー威嚇したり狂暴化してきたという。

「譲渡会から帰宅するとぐったりしていました。不機嫌極まりなく、疲れが取れて落ちついたら、今度は譲渡会に連れ出した私に怒りをぶつけてきました」 

母猫の麦ちゃんも譲渡会に出すとかなりストレスを感じるようで、いつもケージの隅で縮こまっていたので、譲渡をあきらめ、山崎さんが親子を迎えたという。

すでに4匹の猫を飼っていたのでさすがに夫は反対していたが、譲渡会後かなりストレスを受けて帰ってくる姿をしばらく見ていて、迎える事を許してくれたという。

■ボス猫交代

山崎さんはライ麦ちゃんを含めて6匹の猫を飼っているが、なかでもライ麦ちゃんは気が強い。

「わがまま娘になってしまいました。母猫の麦ちゃんにも怒ってケンカしかけます。我が家のボスはとらですが、最近とらとのケンカでライ麦が勝利し、我が家のボスが交代しました」

6匹の猫に囲まれて暮らす山崎さん。幸せだが、いまは夫との約束で、これ以上増やさないと決めているそうだ。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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