猫は4匹までと決めていたのに…「なんて可愛いの」ピンクの鼻の保護猫に一目ぼれして里親に

大事にしていた猫を病気で亡くし、悲しみに暮れていた内藤さん。あまりにも辛くて、同じ血統の猫を探してペットショップで購入した。保護猫のことも知っていて、自身も2匹の保護猫を飼っていた内藤さんは、罪悪感を感じ、譲渡サイトで子猫を探した。

■猫は4匹までと決めていたが

東京都に住む内藤さんは、アメリカンショートヘアのシエルくんを病気で亡くした。6歳8カ月だった。

「2匹目の保護猫、リリイを飼い始めた頃からペットショップで猫を買わないと思っていたのですが、シエルを亡くして、世界から色が消えたようになりました」

悲しみに耐えきれず、シエルくんの兄弟を探した内藤さん。悩んだ末、2019年9月、ペットショップにシエルくんと同じ血筋の猫がいたので購入した。生後約2カ月、名前はシェリくんにした。

「ペットショップで買った罪悪感があったので、猫は4匹までと決めていましたが、譲渡サイトを見て保護猫を探しました。シェリと兄弟のように遊んでくれる子がいたらいいなと思いました」

■ピンク色の鼻をした可愛い子猫

内藤さんは、宮崎県で保護され、横浜市の金沢八景の預かりボランティアのところにいる子猫が気になり連絡してみた。2019年10月、内藤さんは、風邪をこじらせていたが、金沢八景まで会いに行った。駅で待ち合わせ、子猫を見せてもらったのだが、

「一目見て、なんて可愛いの!と思いました。鼻がピンク色で、とても可愛くて」

預かりボランティアは、その場で子猫を譲渡してくれた。家に連れてきても平気だった。名前は、エールくんにした。

■まるで兄弟のよう

新しい猫は、ケージに入れて隔離して、先住猫と徐々にならしていくが、内藤さんは「大丈夫だ」と思って、エールくんを床にポンと置いてみた。シェリくんだけがシャーっと言ったが、2、3日後には一緒に寝ていた。

「最初、エールをシェリが怖がっていたのですが、シェリのことを気に入ったエールが飛び込んでいった感じでした。いまでは一番の仲良し。兄弟みたいです」

エールくんは甘えん坊。自分から内藤さんの膝の上に乗ってくる。他の猫も甘えん坊だが、みんな抱っこされるのは苦手。エールくんは、常に抱っこしてほしいというところが新鮮だったという。

5匹の猫の世話は、同棲中の彼も手伝ってくれているので問題なくできている。

内藤さんは、小学校3年生の時から猫と暮らしてきたので、幼い頃から猫が好きだった。ご両親が動物好きだったこともあり、保護猫にも関心があった。ひとり暮らしを始めてからシェリくんを含めて5匹の猫を飼っているが、3匹は保護猫だ。

「猫は、甘えん坊だけど自立しているところが好きなんです。猫と聞いただけでテンションが上がります」と言う。

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