マクドナルドの包み紙があの獣神サンダー・ライガーに!?…歯科医の深すぎる愛に感動の声続々
笠間さんは子どもの頃から手先が器用で、それで歯科医を目指したというツワモノ。昨年夏、中学高校以来に空箱で「超人メタルダー」を制作し、その精巧さが話題を呼びました。今回作ったライガーさんは高さ17センチで、実物の10分の1のスケール。材料はマクドナルドのハンバーガーの包み紙、袋、箱、黒烏龍茶のパック。「他社の容器や他の材料を絶対に使用しない。一社で一つの作品を製作するのがポリシー」といい、それ以外は使用していないそうです。24日に写真とともにツイートしたところ、9千件以上のいいねが寄せられ、「入場BGMが再生されます」「ハッピーセットのおもちゃよりクオリティ高いw」などのリプが相次いでいます。
-今回も、すごい作品ですね。何より躍動感が。プロレスはお好きなのですか?
「はい。プロレスは父の影響で好きになりました。特にライガー選手はサンライズの獣神ライガーの放映をリアルタイムで観ていましたので、特に印象深いマスクマンです」
-ライガーさんへの思いは。
「私の記憶では長年非常に怖いと言いますか、厳しいイメージでした。しかし、中西ランドや最近のテレビ出演でそのイメージは払拭されてきて、より親近感を覚えていた矢先の引退でしたので、非常に感慨深いものがあります」
「中学時代からプロレスラーに一直線で、入団後たびたび起こった新日本プロレスの危機的状況にもその意思を貫き通し、常に新日本プロレスやお世話になった方々に感謝して献身される姿勢には敬意しか生まれません!」
「引退後も会社に残られるとのこと、本当に大きな愛だと思います。私は全日本プロレスの渕正信選手に続く義理の人だと尊敬しています。並大抵の精神力ではありません!!」
-そのライガーさんを作ろうと思われたきっかけは?
「2020年の1.5(イッテンゴ)東京ドームで引退をされ、私の頭の中はライガー選手でいっぱいでしたので、マクドナルドを食べながら包み紙の色がライガーさんにしか見えませんでした。空箱を切って組み立てて、私の中ではごく自然な行為であり、気づいたら形になっていました」
-制作期間と、こだわった点を教えてください。
「製作期間は10日です。子どもを寝かしつけてから夜な夜な製作しました。マスクは意外と貼って切り合わせれば形になるんですが、一番こだわったのは鍛え上げられた肉体の表現です。製作中つい身体の線が細くなってしまいがちで、首から下が納得いかず、一度完全に分解しました」
「マントを取ってリングコールを受けゴングが鳴る-。その瞬間をイメージして製作することにこだわりました。強くてかっこいいプロレスラーのイメージが再現できていたら嬉しいです」
…と、もう愛が止まりません(あ、最近よく聞くフレーズ…)。ちなみに、数ミリほどの細さとみられる指先も、芯が入っているわけではなく、紙袋を丸めてボンドを塗ることで光沢と強度を与えてあるそうです。
笠間さんの本業はもちろん、歯医者さん。というワケで、ライガーさんになぞらえて先生より良い子の皆さんに一言。
「ライガー選手がジュニアでもヘビーに負けない試合ができたように、子供の頃から大人に負けないくらいの歯磨きができたらいいですね!」
目指せ、8020(80歳で自分の歯を20本以上保とう)!
(まいどなニュース・広畑 千春)