女優・真琴つばさ「最近、猫語が理解できるんです」…わんぱく猫・アビィくんにあふれる“母の愛”

 元宝塚歌劇団のトップスターで女優の真琴つばさの愛猫はアビシニアンのアビィくん(8歳・オス)。幼い頃から猫のいる環境で育った真琴が7年前、生後4カ月で迎えた猫です。アビィくんが8歳になった今も真琴は「子育て」の真っ最中。わんぱくで食いしん坊、表情豊かな“息子”へのあふれる“母の愛”を語ってくれました。

   ◇   ◇

 宝塚時代は飼えませんでしたが、小さい頃から家に猫がいました。アビィの前に10年飼っていた子は保護猫で、片目と歯がなくてエイズキャリアで…でもとってもお利口で。腕の中で命が消える瞬間を体験して。だから、アビィを迎えるのも1カ月悩んだんです。私は命を預けられて大丈夫なんだろうかと。

 7年前、生後4カ月で迎えたアビィには、味わうことがなかった「親」という体験をさせてもらっています。母性を勉強させてくれる存在です。

 ある時、海外公演のため友人に預けたのですが、初めてホームシックになりました。毎晩写真を見て「帰りたーい」と。「子どもを持つってこんな感じなの?」って自分でも驚きました。

 “猫あるある”ですが、譜面を見ていると、「今、そこ見てる」ってところに座るわけですよ。でも、彼をどけるのではなく受け入れる。子供が「ママ」って言ってきた時に、自分の時間を子供にかける時間に切り替えられるか-みたいな。人間の成長が試されます(笑)。

 まん丸い目も好きなんですけど、“赤ちゃん抱っこ”して腕の中で寝た時は「お母さんてこうなの?」って幸せで、愛おしいです。

 7歳の時は7キロ、8歳の今は8キロ。食い意地が張ってるんですよ。食べるためだったら…と芸をいくつか覚えました。

 最初に覚えたのは、机をトントン叩いておやつをもらうこと。カリカリが残っているのにわざわざ来てトントンするんです。片手にえさをいれて「どっち?」ってやると、ポンと叩く芸も。「ないときは?」って訊くと逆をポン。猫が悩む姿を初めて見ました。立ってるとテーブルの上に二本足で立って抱きついてきたり。どうしたらえさをもらえるかが分かってるんですよ。

 最近、猫語が理解できるんです。抱っこしてると腕がしびれるから降ろそうとすると、「や~だ~。もっと~」って鳴く。気持ちが声に出るんです。

 最初は保護猫を探していたんです。でも保護活動をしている後輩の所にちょうど猫がいない時、アビィと会った。宝くじが当たったら、保護猫をお世話できる部屋に引っ越すのが夢です。

   ◇   ◇

 ◆真琴つばさ(まこと・つばさ) 東京都出身、11月25日生まれ。1985年に宝塚歌劇団に入団し、97年、月組トップスターに。01年に宝塚を退団した後は女優、歌手として、舞台やテレビ、ライブなどで幅広く活躍している。

 【真琴つばさ出演舞台】

 桂米朝五年祭記念「喜劇 なにわ夫婦八景 米朝・絹子とおもろい弟子たち」(2020年2月1~16日・大阪松竹座)

 共演は筧利夫、桂ざこば、池乃めだか、桜花昇ぼる、西川忠志、曽我廼家文童ら

   ◇   ◇

 ◆アビィくんメモ

【性格】食いしん坊。

【特技】食べ物をもらうためなら何でもする。

【好きな食べ物】えさなら何でも。野菜ならブロッコリー。

【好きな場所】冬はベッドの上。夏はゲスト用ベッドの下。

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス