日本の快進撃の裏でアイルランドサポーター困惑 ラグビーW杯、都内でチケット交換会

ラグビーワールドカップで、アイルランド、スコットランドなど強豪国を次々に撃破して初の準々決勝進出を決めた日本代表。その活躍は国内のみならず、世界中のファンに衝撃を与えたが、その衝撃は思わぬところに影響していた。

決勝トーナメント、準々決勝は各組1位と2位が対戦。プールA 1位通過すれば、20日にプールB2位と、プールA2位通過すれば、プールB1位と19日に対戦する。そのため、1位通過と2位通過では、試合日程が異なってくる。

アイルランドサポーターは、当然のことのようにアイルランドがプールAを1位で通過すると予想。多くのファンが20日のチケットを購入していた。しかし、結果は日本代表が1位通過。アイルランドは2位通過を果たしたものの、準々決勝のカードは20日ではなく、前日の19日と“想定”が覆ってしまった。

はるばるアイルランドから訪日しているサポーターも多く、せっかく20日のチケットを購入していても、肝心の母国の試合が見られないとなっては、心中穏やかではない。SNSなどを通じて日本サポーターとのチケットの交換など、躍起になっている。

17日には、転売ではなく、交換のみを目的とした「チケット交換会」が都内で開催された。参加した日本サポーターの男性会社員は「日本人の参加は少なくて、アイルランド人が相当困っている様子でした。会場に着いた瞬間に100人くらいのアイルランド人に囲まれる感じでした」と、熱気を振り返った。

日本人にとっての快挙が、アイルランドサポーターからすれば“まさか”の事態となったようだ。なお、チケット交換会は18日も都内で開催されるという。

◆チケット不正転売禁止法 「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」(略称チケット不正転売禁止法)が平成30年12月14日に平成30年法律第103号として公布され,令和元年6月14日から施行された。違反したときの罰則は「1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰則またはその両方が科される」。

◆公式チケット販売サイトで購入を 国民生活センターはホームページ上で、「ラグビーワールドカップ2019日本大会のチケット購入トラブルに注意!-チケットを購入する際には公式チケット販売サイトであることを確認しましょう!-」と注意喚起をしている。

(まいどなニュース・佐藤 利幸)

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