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神戸市立小学校教諭4人による20代教諭いじめ問題は「犯罪」として立件すべき 水谷修氏が指摘

 神戸の市立小学校で20代男性教員が、30~40代の同僚教員4人によって激辛カレーをこすりつけられたり、別の同僚女性教員にLINEで性的メッセージを送るよう強要されたり、車の上に乗られたり、臀部を殴打され足を踏みつけられたりといった刑事事件になりうる悪質な“いじめ”を昨年から日常的に受けていたことが明らかになった。加害者の男女4人組は他にも20代の教員3人に対して暴言やセクハラ行為をしていたことも分かった。教育家の水谷修氏は、犯罪や人権侵犯事件として立件すべきと訴える一方、結果的に“犯人隠匿”をしていたことになる校長や放置していた可能性もある他の教員らの責任も問うた。

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 神戸市の小学校で、4人の教諭が同僚の複数の教諭に対して、さまざまないじめを繰り返し、そのうちの1人が精神的に追い詰められ学校を休んでいることが明らかになりました。現在神戸市教育委員会が、その調査に当たり、該当加害教諭の処分を検討しています。

  しかし、これは、「いじめ」なのでしょうか。激辛カレーを身体や目にこすりつける行為は、傷害罪に当たる行為ですし、車を傷つける行為は、器物損壊に当たり、立派な犯罪です。現在までの報道では、神戸市教育委員会は、あくまで学校という場での「いじめ」問題として扱いたいようですが、これはおかしい。きちんと、警察の力を借りて、犯罪として立件すべきです。また、法務省人権擁護局に通報し、人権侵犯事件として立件すべきです。現在被害者の教諭が、警察に相談して告訴を考えているようですが、本来これは、教育委員会がすべきことです。この四人の教諭のしたことは、立派な犯罪です。

 これらの行為は長期にわたってなされ、被害者の教諭は、校長にも相談していたと報道されています。校長は、なぜその時に、きちんと教育委員会と警察に報告しなかったのか。そして、その力を借りて解決に当たらなかったのか。自己保身と取られてもしょうがありません。犯人隠匿、犯罪隠避ととられても仕方ありません。その結果、この被害者の教諭は、さらに精神的に追い詰められています。

 また、気になるのは、この小学校の他の教諭の動向です。これだけの事件です。気づいていないはずはない。気づいていたのに放置していれば、それは、この「いじめ」と称する犯罪に荷担したのと同じではないでしょうか。子どもたちには、「いじめを見て見ぬふりをすることは、いじめに参加しているのと同じだ」と教えている教諭が、まさにそれをしているのではないでしょうか。

 日本全国の学校で子どもたちの間での「いじめ問題」が大きく問題となっているこの状況下で、このような行為が、学校で行われたこと事態が、許されることではありません。いじめをしてはいけないと指導する立場の教諭が、このような行為をしていて、それを、きちんと取り締まり速やかに対応できないこの小学校で、これから子どもたちへ、どのような指導ができるのでしょうか。

 神戸市教育委員会は、速やかに第三者委員会を設置し、この問題について、きちんと事実関係を把握し、それをきちんと児童、保護者や市民に報告し、行為の加害者はもちろん刑法犯として司法の場で裁きを受けさせ、管理職や他の教諭に対しては、処分、指導を行うべきです。また、それと同時に、この小学校の管理職や職員を一新し、新たにきちんとした体制で、教育活動を行うべきです。

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