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「もうだめかと思った」シェルターから引き取った子猫 大きくて優しい猫になる

動物愛護センターから引き出されてシェルターにいた佐々木雨くん。大人しくて、他のきょうだい猫にいじめられていた。妹猫と一緒に譲渡されてから、あっという間に妹がFIP(猫伝染性腹膜炎)で亡くなり、雨くんも高熱を出した。一時は、雨くんも、もうだめかと思われた。

■雨くんと獅子丸ちゃん

愛知県に住む佐々木さんは、猫を飼おうと思って譲渡サイトを検索した時に、名古屋に「花の木シェルター」という保護猫のシェルターがあることを知った。2016年の夏に花の木シェルターを訪れると、たくさんの子猫がいたという。

花の木シェルターでは、名古屋市動物愛護センターから引き出した猫を譲渡しているのだが、雨くんと獅子丸ちゃんは、きょうだい5匹一緒に保護された子猫だった。

佐々木さんは、きょうだいのなかでも一番小さくて、他の猫にいじめられていた雨くんに目が留まった。「あまりニャアニャア鳴かない大人しい子がいいね」と、ご主人と話していたのだが、雨くんは唯一大人しい子だった。雨くんと一緒に妹も一緒にもらってあげたいと思い、雨くんと同じくらいの大きさの獅子丸ちゃんを選んだ。

■もうこの子もだめかと思った

2匹を家に連れてくると、はじめはびくびくして隅っこで固まっているか、逃げ回っていた。獅子丸ちゃんは、すぐに具合が悪くなり、花の木シェルターに電話をすると、「うちで預かります」と言われた。FIPという感染症にかかっていて、4日後に亡くなったと連絡があった。

雨くんは、猫じゃらしで遊んだりしているうちに次第になれてきて、探検をするようになったという。

雨くんが来てから一週間後、40度くらいの熱が出て、

「もうだめだ、獅子丸と同じコロナウイルスを持っているので、FIPかもしれないと思いました。動物病院に通って、注射をしてもらったり、薬を飲ませたりしましたが、ぐったりしたままでした。ところが、ある朝、寝ている私の布団の上に飛び乗ってきたんです」

「熱が下がっている!」、佐々木さんは、本当に嬉しくなった。

■大きく、穏やかな子に育った雨くん

高熱を出した雨くんだが、シェルターの人は、譲渡する時に「この子は手が大きいから絶対に大きくなる」と言ったという。一番大きな時は、5.5kgにもなったという。

「すぐに熱を出したり、鼻水をたらしたりするし、風邪をひくと長引くし、4匹の飼い猫のなかでも一番弱い子です。でも、他の子の毛づくろいも一生懸命やるし、他の子にとびかかられても一緒に遊んであげるんです」

佐々木さんは、雨くん1匹だけでは寂しいだろうと思い、2016年8月、ちくわくんという子猫を迎えた。雨くんは、ちくわくんのことを本当の兄弟のように思っている。ちくわくんは、本気で猫パンチしたり、シャーっと怒ったりすることがあるが、雨くんは、お兄ちゃん猫として、ちくわくんの世話をよくするそうだ。

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