名古屋にあるファミマの“特殊すぎる業務”が話題 コンビニ店員がまさかの二刀流

名古屋のコンビニ店員の“特殊すぎる業務”が話題になっている。近鉄・伏屋駅の改札に隣接するファミリーマートの店員はなんと駅の改札業務との二刀流をこなしているという。現地を訪れ真相を確かめるとともに、近鉄の広報部に話を聞いた。

名古屋市中川区にある伏屋駅に足を運んだ。整備されたばかりなのかとても清潔感のある駅。一見、綺麗だという以外は、他の駅と特に変わりはないというイメージだが、よく見ると、「当駅は次の時間、ファミリーマート係員が改札業務を行なっております。6時00分頃~23時00分頃」という案内板が掲示されていた。窓口の横にあるインターホンを押すと、コンビニの店員が呼ばれて鉄道利用者の対応をするというシステムになっている。

このありそうでなかった“兼務”にSNS上では、さまざなな反応があった。

「アリなんか、コレ?」

「ファミマの店員鉄オタじゃないと務まらないよ」

「コンビニ店員は今、マルチな才能を求められて大変だなあ」

「駅員業務も出来るのかいいなぁ」

近畿日本鉄道株式会社、略して近鉄は1910(明治43)年、奈良軌道株式会社を源流とする由緒ある鉄道会社であり、その路線は大阪府・奈良県・京都府・三重県・愛知県の2府3県にまたぎ、25路線を数える。

近鉄広報部に“兼務業務”について話を聞いた。

--なぜ改札業務とコンビニ業務が一体化することになったのですか?

「駅の空間をより魅力的にするためです。また、お客様へのサービス向上を維持するためにも業務を一体化しました」

--兼務はいつからですか?

「伏屋駅は2018年4月3日に開始しました。三重県の鈴鹿市駅にも同じ形態の駅ありまして、そちらが先に開始しまして2015年7月1日からです」

--改札業務はどのような内容ですか?

「自動改札機を利用できないような切符をお持ちの方、乗り越し精算されたい方、あとは、列車の案内や、駅内の清掃も担当しています」

--コンビニ店員さんはどのような人を条件とされていますか?

「条件はございません。一般募集しております。但し、店長となる者は近鉄社員であり、働かれる方への研修や指導をおこなっております」

--兼務とはとても忙しいと思うのですが、何名で動かれているのですか?

「朝昼は3名ずつで、夜は4名でまわしております」

--業務を一体化したことによるメリットとデメリットはありますか?

「メリットは、総合的にサービスを提供できるということですね。デメリットは、例えば複雑な問い合わせがあった時などです。そのような場合、管理駅に問い合わせをしなければならず、対応するのに時間がかかってしまいます。しかし最近は、お客様ご自身がインターネットで調べられることも多くなってきましたので、あまり大変なことはありません」

(まいどなニュース特約・AYA)

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