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初対面なのにひざの上で寝落ちした猫 新しい出会いは運命的だった

神奈川県に住む山本さんは、2匹の保護猫を飼っていたが、1匹が天国に旅立ってしまった。次の猫を迎えるべきかどうか悩んだが、願い通りの猫と縁あって出会うことになった。

■きなこくんの嫉妬

神奈川県に住む山本さんは、あんこくん、きなこくんという2匹の保護猫を飼っていた。あんこくんは、膀胱がんの手術をして、その後、10歳1カ月の時に腎不全で亡くなった。あんこくんの闘病中、どうしてもあんこくんにかかりっきりになった。あんこくんを連れてしょっちゅう病院に行き、薬が上手に飲めるとチュールをあげてほめていた。一方、きなこくんは、嫉妬のまなざしで、山本さんとあんこくんを見つめていた。山本さんを凝視しながらバリバリ爪とぎをしたり、わざとトイレの前でおしっこをしたり、あんこくんをケージに入れようとしているのに、あんこくんを押し出して自分が入ったりしたのだ。

山本さんは、残ったきなこくんを一人っ子として溺愛したほうがいいのか、新しい猫を迎えたほうがいいのか悩んだという。「このままきなこだけでいるか、この子だ!と思える、ぴったりの子がいたら迎えようと思いました」

あんこくんがいなくなって寂しかったのか、ニャアニャア鳴き続けるきなこくんのために、山本さんは、きなこくんをかまう時間を十分に取った。きなこくんは、なぜか絵本の読み聞かせをしてあげると、すやすや寝落ちしてしまったという。

■新たな猫との出会い

山本さんは、時折保護猫カフェに行ってみたり、友人が里親を探している猫に会いに行ったりした。しかし、なかなかピンとくる猫とは出会えず、見送っていた。「何よりもきなことの相性が大事なので性格をよく見て選びたくて、保護猫カフェに行きました。獣医さんに相談すると、年が離れていて、男の子だとライバル視してしまうこともあるので、女の子がいいだろうと言われました。新しく来た知らないライバルというのではなく、守ってあげたくなるような子が合っているのではないかということでした」

山本さんは、2月にインスタグラムで、気になるキジトラの猫をみつけた。保護主さんの家が近かったこともあり、すぐに会いに行ったが、その猫は既に里親さんが決まっていた。ご縁がなかったのだとあきらめかけたが、保護団体さんが「もう少し年はいっているけど、同じキジトラの女の子が猫カフェにいる、すごくいい子なので会ってみてほしい」と言われた。

■初対面だが、膝の上で眠る猫

山本さんが、その猫に会いに行くと、他の人と遊んでいた。しかし、「就活しなさい」と言われると、とことこと膝の上に乗ってきて、そのまま寝落ちしてしまった。「すごく遊びが好きで、おてんばの女の子と聞いていたのですが、安心しきって寝てしまったんです。この子だあ!と思いました。きなことの相性もいい気がして、自宅までの帰り道、歩きながら電話して譲渡してもらうことにしたんです」

猫の名前は、もなかになった。皮の中にあんこが入っているもなかは、先代の猫、あんこくんも、みんなと一緒にいられる気がしたそうだ。

もなかちゃんは、野良猫だった。神奈川県の逗子の住宅街に、野良猫にエサを与えるけど、不妊手術はしない、無責任なエサやりがいたのだ。そこには、18匹もの野良猫がいたが、子猫が産まれては、ほとんど死んでしまった。保健所にも相談が来ていたので、2018年12月、保護団体が18匹の野良猫を捕獲、みんな不妊手術をして、5匹の具合の悪い猫は保護した。もなかちゃんは、5匹のうちの1匹だった。生後1~2カ月、直腸脱で7センチも腸が出ていた。さらに栄養失調で風邪気味、その時保護できなければ死んでいたかもしれない。

山本さん宅にやってきたもなかちゃんは、ケージごしにきなこくんに猫パンチをくらわしたので、きなこくんも怒ったが、一週間もするとチューしたり、遊んだりするようになり、もなかちゃんに遊びましょうという猛アピールに、きなこくんは翻弄されている。

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