パイロットの夢、今夜はかなえます…フライトシミュレーター付きの客室 羽田のホテルに登場
あこがれだった職業・パイロット。一度でいいから、操縦桿を握ってみたい。そして、一夜でいいから、操縦席から見える空の景色を思う存分堪能したい…そんな夢見るあなたにアテンションプリーズ!ぴったりのホテルがありますよ。羽田空港にあるホテルに、なんと本格的なフライトシミュレーターが設置された部屋が誕生しました。ちょっと不思議な組み合わせですが、夢の時間が過ごせれそうと、飛行機ファンの人たちの間で話題になっています。
羽田空港国内第2旅客ターミナルに直結したホテル「羽田エクセルホテル東急」の「スーペリアコックピットルーム」です。ツインベッドが置かれた広さ31平方メートルの部屋の壁面に、ボーイング737-800型機のコックピットを再現したフライトシミュレーターを設置しました。サイズは幅2.5メートル、奥行き・高さいずれも1.8メートル。実際の訓練に使える超本格的なものといい、モニタに映る離着陸の様子や空からの景色は大変リアル。 細かい計器やスイッチが並ぶ様子に、ただただ圧倒されます。
7月18日から、シミュレーターの操縦を体験できるプランをお昼の時間帯に行うほか、シミュレーターの動作を眺めながら一夜を過ごせる宿泊プランを始めるといいます。経緯について同ホテルの担当者に聞きました。
-しかし、ホテルの部屋にフライトシミュレーターを設置するとは驚きです。
「当ホテルは羽田空港の滑走路に面した客室が人気です。航空機ファンの方々への知名度を高めるため、これまでも、実際に飛行機で使用されていたファーストクラスの座席を設置した客室『プレミアフライヤーズルーム』を開設したりしてきました」
-変わったものを設置するのは初めてではないのですね。
「まもなく開業15周年を迎えるにあたり、さらに皆様に満足していただける客室を作りたいと、フライトシミュレーターを設置しました。客室から見える滑走路に並ぶ飛行機だけでなく、シミュレーターを通して操縦席からの視界も楽しんでいただけたらと思います」
-しかし…こんな機械、簡単に設置できるものではありませんよね。
「昨年4月から着任した総支配人が、自分でもパイロットのライセンスを取得しようとするほどの飛行機好きで…。本人の強い熱意もあって、設置に踏み切りました」
-大変な金額だったのではないかと気になります。
「具体的な金額はお答えできないのですが、かなりの金額です。今回ホテルに設置するために、わざわざ作ってもらったものになりますので…」
-ええっ、中古品とか既成品とかではなく、オーダーメードだったんですね…。シミュレーターの体験はどのようなものなのでしょう。
「羽田を離陸し大阪・伊丹空港に着陸するまでの90分のプログラムになります。実際に飛行機を操縦してきました元機長などが、詳しい方には専門的に、初心者の方でも分かりやすく解説させていただきます」
-本物のパイロットが指導してくれるなんて、その意味でも臨場感がすごいですね。宿泊プランのほうはいかがですか。
「シミュレーターは実際の訓練にも使えるような本格的な機械ということもあり、大変精密なものです。想定外の操作をされると故障につながるようなこともあるため、夜はアクリル板で仕切って、お泊りのお客様はシミュレーターの動作を眺めるだけにさせていただいています…。操縦席に座っていただくことはできないのですが、再生ボタンを押していただくことで、羽田上空を旋回して戻ってくる昼と夜のシミュレーターの風景を堪能いただけます」
…ああ、一晩中夜通しシミュレーターで遊び放題、というわけではなかったんですね。でも、あこがれのコックピットを隣りに過ごす一夜、素敵な夢が見られそうです。(まいどなニュース・川上隆宏)
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すでにシミュレーター体験プラン・宿泊プランともに予約が入り始めており、海外からの問い合わせもあるそうです。体験プランは90分で3万円、宿泊プランは1泊室料2万5300円から(いずれも税別)
◇予約・プランの詳細について https://www.tokyuhotels.co.jp/haneda-e/information/201907cockpitroom/index.html
