蒼井優と山里亮太…87歳女性フラダンス講師が明かす結婚の原点“福島のハワイ”

ステージ上で、しずちゃん(右)のパンチを浴びて悶絶する山ちゃん=福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズ(2012年4月撮影)
蒼井優にフラダンスを伝授し、山ちゃんとも接点のあった87歳のフラダンス講師・早川和子さん
スパリゾートハワイアンズで踊りを披露するフラガール=福島県いわき市
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 女優・蒼井優(33)と南海キャンディーズ・山里亮太(42)の電撃結婚を機に、福島県いわき市の大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」が注目されている。結婚のルーツをたどると、この場所にたどり着くからだ。2人と接点のある87歳の女性フラダンス講師が素顔を語った。

 「ハワイアンズ」は2人の仲を取り持った山里の相方・山崎静代(40)と蒼井が親友になった映画「フラガール」の舞台。蒼井に直接指導した早川和子さんは同作で松雪泰子が演じたフラダンス講師のモデルで、今年55周年を迎えたフラガール養成学校「常磐音楽舞踊学院」の創立時から指導に当たってきた。87歳の現在も指導を続けており、今月8、9日には全国の教え子が集まるフェスティバルが同所で行われた。

 早川さんは「普段はおとなしい感じの印象でしたが、カメラが回ると一気にオーラが出る。さすが女優さんだなと思いました」と蒼井の印象を語り、「今回の結婚は家族が結婚したように非常にうれしい。フラガールたちも社員もみんなが同じ気持ちです」と祝福。「映画のラスト、蒼井さんがソロで踊るシーンで何度も繰り返し踊ったため、足の裏の皮がはがれてしまったにもかかわらず、一言も不満、弱音を言わず、踊りきった根性には非常に感銘を受けました」と秘話を明かした。

 記者は2012年4月30日、同所のイベントに出演した南海キャンディーズを取材。同年のロンドン五輪ボクシング日本代表を目指す山崎の心境を聞く目的だったが、楽屋での取材に参加した山里の気配りに感心した。

 同年5月に中国で開催された五輪選考会の世界選手権に向け、山里は「僕も応援に行く。大学(関大文学部)で中国語を勉強したから」と通訳に立候補。山崎に「マネジャー、通したんか?」と切り返され、「マネジャー、一緒だろ!」と返して場を温めると、「(試合前の音楽は)何を聴いてるの?」と質問。山崎が「さだまさし」と返すと、「まさか『精霊流し』とか!?」と突っ込んだ。

 正解は「風に立つライオン」だったが、山里は「ももクロの『Chai Maxx』を推薦します」とリクエストも、山崎に「へぇ…」と受け流されて玉砕。あえて“軽いキャラ”に徹することで、決戦前のナーバスになる時期にあった相方の心を解きほぐした。

 そんな山ちゃんについて、早川さんは「映画撮影中に何度か来られたことがあり、私もお話させていただいた。テレビで見る印象と違い、非常にスマートで知的な男性でした。それ以来私も大ファンになりました」と証言。現場スタッフも「『うちのしずがお世話になっています』と気さくに声をかけてくれた」と好印象を語る。

 ところで今回の“結婚特需”はあったのだろうか?。運営会社の広報担当は「利用客数は、まだ実感はございませんが、SNSに出したお祝いコメントの再生回数が20万回を超えました。映画『フラガール』が2006年の上映ということで、ヤング層では、映画を見たことがない方も多い。今回の話題をきっかけに、映画を見てもらい、舞台となった当社に来ていただければ」と期待を込めた。

 (デイリースポーツ・北村泰介)

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