これで門限破りを撲滅できる? 玄関の前でベラが待っていたら
怖い顔をして玄関前に立っている女性、今にも「私を怒らせると怖いよ」という名セリフが聞こえてきそうだ。怖すぎてこれで門限破りをする子どもはいなくなるはず。この人、いやこの妖怪こそ、1968年にホラーテレビアニメとして放送開始された「妖怪人間ベム」に登場するベラだ。マネキンをベラに変身させるまで半年かかったという製作者に話を聞いた。
「僕の叔父が仕事の合間をぬってマネキンをヤスリとかで削って作った超大作【妖怪人間ベム】の【ベラ】です。」先月26日にツイッターに投稿されると、リツート2万7000超え、いいねが6万3000を超えた。投稿者である「赤もみじ 村田」(@syukan_murata)さんは翌日の投稿で「ちょっとバズりそうなので、宣伝させてもらいます!僕はマセキ芸能社のマセキユースに所属している赤もみじというコンビで普段漫才をしています。」と、ちゃっかりPRするほどだった。
「正に等身大フィギュア 叔父さん凄いわw」「再現度完璧すぎません?」「しかも、リメイク版ではなくオリジナル版というところに共感持ちまくりです!!」
多くの人から賞賛の声を受けたお笑いコンビ・赤もみじの村田大樹の叔父さん。叔父さんは兵庫県神戸在住で自営業(53歳)、洋菓子や和菓子の包装資材の販売をしている。自身もベラマネキンの反響に気をよくして、先月28日に「よすけの工作」(@yosuke_kousaku)さんとしてツイッターを開設した。ベラに傘を持たせたり、帽子を被せたりした写真をアップしてユーザーを楽しませている。さらに新たな妖怪作りの工作過程の投稿も。「よすけの工作」さんに話を聞いた。
-完成までどのくらいかかりました?
「半年です。マネキンはベラの製作のために購入しました」
-苦労した点、工夫した点はどんなところでしょう?
「設計図がないため、過去の画像だけで作っていく所が苦労しました。工夫した点は、リアルなベラになるように、塗装にこだわりました」
-アニメ妖怪人間ベムは見ていましたか?
「はい。ベラも好きでした」
-写真ではベラは玄関先に立っていましたが、普段はどこにいるのでしょうか?
「会社の倉庫に置いています」
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「手先は器用なほうだと思います」という「よすけの工作」さんは、子どものマネキンを購入して新たな作品の製作に入った。ベロの誕生が待ち遠しい。(まいどなニュース・佐藤利幸)